「コスモス」
当院の本棚には、大島弓子さんの「綿の国星」という漫画が置いてありますが
それを見た方が、「先生、これ面白いから読んでみて」と、大島弓子選集の中の
1冊を貸してくれました。
その中に
昨夜見た夢は
初秋の太陽がふりそそぐ
宇宙(コスモス)の野原を
どこまでも
どこまでも
息がきれずに
走っていけるという
夢でした
という、くだりがありました。
これを読んで、
「んっ、そういえば秋桜(コスモス)は、どうしてコスモスという名前なのだろう?」
と思い、調べてみると・・・
「語源由来辞典」というサイトに書かれていた内容は、
コスモス(cosmos)”の語源は、ギリシャ語の「秩序」「飾り」「美しい」
という意味の「Kosmos, Cosmos」の言葉に由来する。
このことから、星がきれいにそろう宇宙のことをcosmosと呼び、また花びらが
整然と並ぶこの花もcosmosと呼ぶようになった。
この記述を読んで、「え~、そんなこと言ったら、ほとんどの花は花びらが整然と
並んでるんだから、それじゃ花の名前がコスモスだらけになっちゃうでしょ!!」
と、この内容に全く納得がいかなかった私は、いろいろと探しまくったあげくに、
ようやく納得できるものを見つけました。
SOMY2004さんのブログに、個人的な意見として、こう書かれていました。
『cosmos』宇宙を意味する秋桜、『この小さな花がなぜ宇宙なんだろうと思った
事がありましたが、その答えを花が教えてくれた劇的な瞬間がありました。
それは咲き始めて雄しべが成長する極初期に見る事ができます。
この花に『cosmos』の名前を付けた意味がわかったような気がしました。』
(と勝手に解釈しています)
今頃わかったのかいと蜂達からブ~イングをうけているようでした。
『少々探してみましたがcosmosの名前の由来について詳しく説明されている
参考資料は見つかりませんでした。
命名したカバニレス神父(マドリッドの植物園長)は、きっとこのビッグバンの
ごとく星が飛び散っていく様をイメージされて『cosmos』(宇宙)と名前を
付けたのだと思いました。』
でも200年以上も前に命名だと単に星がたくさんあるので宇宙だ!みたいな
単純明快な命名だったのかもしれない。(説明いらず誰もが見れば納得の名称である)
そうなると、この神父さんは他の花にどのような名を付けたのか知りたいところである。
コスモスを見つけたら是非さがしだしてじっくりと観察して見てください。
(この星達も時間とともに驚くような変化をしていきますが、ここでは秘密にして
おきます)
上記がこの方の説ですが、では実際にその写真を見てみましょう。
まさに「COSMOS」(宇宙)、納得です。
白山オステオパシー院長