「科学のよりどころとは?」

ここ数日、最近発表された新たな万能細胞の研究論文や、その研究者の 博士論文などで、捏造疑惑や文章の使い回しの疑惑が、次々と報道されています。 今のところは、まだ事実関係がはっきりしていませんが、もし事実だとしたら 当事者は、いったい何のために研究論文を発表したのか、理解に苦しみます。 私は医師ではありませんし、大学も出ていないため、自分が見つけた事柄を発表 する場がありません。 そのため、これまでブログやホームページを発表の場として、現代医学の常識には 無いことを、いろいろと書いてきましたが、それらは全て真実を探し続けた結果、 実際に自ら体験したことに基づいています。 ですから参考文献といえば、スティルやフルフォードの著書、そして解剖学書、 生理学書、生化学書くらいのものです。 どこかの論文からのコピペなどは、決してあり得ないことです。 今回は私の数少ない参考文献の一つ、A・T・スティルの1892年出版の著書、 「The Philosophy and Mechanical Principle of Osteopathy」 から、序論の最初に出てくる文章を紹介します。 My Authorities. I quote no authors but God and experience. Books compiled by medical authors can be of little use to us, and it would be very foolish of us to look to them for advice and instruction on a science of whtch they know nothing. They are not able to give an intelligent explanation of their own composite theories, and they have never been asked to advice us. I am free to say that only a few person who have been pupils of my school have tried to get wisdom from medical writers and apply it to any part of osteopathy's philosophy or practice. The student of any philosophy succeeds best by the more simple methods of reasoning. We reason for necessary Knowledge only, and should try to start out with as many known facts and as few false theories as possible.                                                               A.T.Still  私のよりどころ 神と経験によって得たもの以外、他の著作等を引用する気はない。 医学界の著者により編纂された本は、我々には役立たないはずだし、彼らが全く何も 知らない科学に関して忠告や教えを乞うのは、馬鹿げているだろう。 彼らは、自分自身の様々な要素を含む理論に関しても、聡明な解釈を与えられず そして、我々も忠告してくれるよう頼んだことは、決してない。 私の学校の卒業生には、医学の著書から知識を得て、それをオステオパシーの哲学、 あるいは実践に応用しようとした人は、ほとんどいないと率直に言える。 どんな哲学も、より簡単な論究の方法でこそ、最も成功する。 我々は必要な知識のみを論じ、可能な限り多く知られている事実と、可能な限り 少ない誤った理論とともに取りかかるよう、努力すべきである。                                  アンドリュー・テイラー・スティル   肩書きの無い私の発見でも、「 イグノーベル賞 」くらいは貰えるのではないかと、 密かに思っているのですが。 あと、できれば「 みうらじゅん賞 」も欲しいな・・・。                                     白山オステオパシー院長