「スリランカ訪問記(2)全般」
スリランカは赤道に近いため平野部は年中温暖な気候です (最大都市コロンボの緯度が 北緯6.55°、年間平均気温は 27℃)。ですから海岸沿いなど は、南国によく見られるようなヤシの木が多く生えた風景が広がっています。
スリランカも東南アジアの国々でよく見る、3輪タクシーが 数多く走っています。 こちらではスリーホイール (three wheel)と呼ばれています。 料金は交渉制ですが、良心的に34ルピー/kmと書いてあるthree wheelもありました。
私がお世話になったスリランカ人のおじさんの家。 シーギリア、キャンディなどでホテルに泊まった以外は、 こちらに泊めて頂きました。 この辺りは、敷地も広く立派な家が多かったので、比較的 裕福な人たちが住んでいる 地域のようです。
おじさんの家からほど近いニゴンボの海沿いの通り。 メインストリートから海側はホテルが立ち並び、多くの 白人観光客が街を歩いていました。 この通りには「侍」という日本 食を食べることが出来るお店もあります。
地元の人達が行くマーケット。 スリランカの料理は基本的にカレーなどの、香辛料を多く使った料理がメインなので、 各種のスパイスが売られています。 ここには、懐かしのビートルナッツも売られていました。 (わからない人はググッてね。)
下校途中の子供達、制服が印象的です。 スリランカの教育制度は基本的にはGrade1-11までが義務教育、その後日本の高校 に相当する所に2年、さらに大学ということになります。 子供の数は平均で2人くらい、 想像していたよりも少なくて驚きました。
スリランカは人口の70%が 仏教徒という仏教国ですが、 街中でお坊さんを見かけることはありませんでした。 この写真は、ブッダの歯を安置しているという「佛歯寺」 の周辺で撮ったものです。 この「佛歯寺」は世界文化遺産となっています。
スリランカ、バングラディシュ パキスタン、インドなど、この周辺地域の女性は民族衣裳として長い布を体に巻きつけた、 サリーを着用します。 写真はスリランカスタイルの巻き方。 国ごとに違ったスタイルの巻き方がありますが、私のお気に入りはバングラディシュスタイル。 それぞれの国の巻き方は機会があれば、紹介したいと思います。
スリランカには、至るところにサルがいます。 これはキャンディという街から山を登った所で、撮ったもの。 私くらいの世代の人じゃないと知らないかもしれませんが、 ちょっとウォークマンを聴くサルに似てませんか?
アルヴィハーラ石窟寺院にある寝釈迦。 日本のお釈迦さまは結跏趺坐の状態で座っているものが ほとんどですが、スリランカの場合は、寝ているお釈迦様や立っているお釈迦様が多かったですね。 この寺院にある地獄絵図は、 かなり強烈です。
世界文化遺産の一つである、 シーギリアロック。 5世紀、クーデターにより父親 から王権を奪取したカッサパ 1世は、自らの身を守るためかこの頂に王宮を築きあげま す。(最期は悲しい結末です) 発見当時は、現在のような階段もなく、建築技法など未だに謎の多い遺跡です。
ニゴンボにある怪しい宝石屋。 スリランカは世界有数の宝石の産地として有名です。 日本人観光客が、よく連れて いかれる立派な宝石店にも行きましたが、こちらはまず 日本人が行かないような店。 スリランカの宝石店は、相手が 外国人だと、立派な構えの店でも、とにかく値段をふっかけてくるので、目利きが出来ない 人が買うと、日本で買うより高く買ってしまう羽目になりますので、要注意。
2009年に内戦が 終結し政情が安定してから、 外資なども入り急速に開発が進んでいます。スリランカ人は出来れば日本人に開発して 欲しいが、日本人は決断が遅いため、契約を中国人に取られてしまうことが多いそうです。
夕暮れのニゴンボビーチ。 この先には多くの白人が滞在するリゾートホテルが立ち 並んでいますが、こちらは 現地の人達の憩いの場。 日本の屋台のようなお店が 何軒もありました。 私のお気に入りは「ワダ」と いう食べ物。
スリランカの夕焼け。 ニゴンボ、シーギリア、キャンディなど、どこの夕暮れも とても美しかったです。 ニゴンボでは、なぜか私の地元の日本海に沈む夕日を思い出しました。