「おこです (#`Д´)ノ 。」

今年度の国民健康保険料通知書が送られてきました。 その金額を見て・・・激おこぷんぷん丸!!(ほぼ死語ですね。) わたしはオステオパシーを日々の生業とさせていただいておりますが、 当院に来ている方の多くは、病院に行っても「異常ありません。」あるいは 「治りません。」と言われた経験のある方々です。 そういった方々に、心身ともに健康になっていただくために汗しておりますが その中から、年間ウン十万円の国民健康保険料を支払わなければいけない。 まあ私も日本国民ですし、いつ事故に遭って大怪我をするかもわからないので、 そりゃあ払いますよ、払いますけどね・・・・・。 日々、身体の具合が悪くて本当に辛い思いで病院に行っても「異常なし。」、 「治りません。」と言われた人達の施術をし、自らはここ数年来、かかった 医療費と言えば、歯の被せものがとれた時に行った歯医者さんくらいしかない 人間が、これだけの金額の健康保険料を支払う。 私が支払った健康保険料が本当に有効活用されていれば、何も言うことは ありません。 しかし、その保険料のかなりの部分が患者さんに飲まれることもなくゴミ箱に 捨てられてしまう薬剤や、何も見つけられないCT、MRI胃カメラなどの 検査費用に消えてしまうということは、どうにも釈然としないものがあります。 世の偉い先生方(政治家とか、お医者さんとか)は、もう少し日本国民の健康の ことを真剣に考えたほうが良い時期に来ているのではないでしょうか。 わたしは、この数年来病院といえば年に一度、文京区から送られてくる無料の 健康診断を受けるだけで、その結果も昨年は全て正常値、病院でお金を払って 受診したのは、2009年が最後です。 この2009年は、私がジャパン・カレッジ・オブ・オステオパシーの2年の時 でした。 当時の私は、まだ身体の仕組みを良く分かっていないまま、自分の体を 使っていろいろと実験をした結果、約2週間にわたって40℃近い高熱が 出てしまいました。 今なら原因が分かるので自分で熱を下げられると思いますが、当時の私は そんなことは出来ませんでしたので、その状態で学校に行くのもさすがに 辛くなり、千石にある個人病院へと足を運びました。 病院で熱を計ると39.9℃、理由が理由だけにお医者さんに説明しても無駄だと 思い私が何も言わなかったために、当然のことながら高熱の原因は分からずに、 都立大塚病院へと回されてしまいます。 都立大塚病院では30代くらいの女医さんに診てもらいましたが、やはり風邪や インフルエンザの兆候もなく原因が分からない。(まあ、そりゃあそうでしょ。) 髄膜刺激徴候の検査をしたり、腎臓の打診をしたりしていましたが、「大学の 授業でこういうこと習ったのでやってみました。」という感じで、はっきり言わせて もらえば「その打診の仕方じゃあ、腎臓の問題わかんないでしょ。」というレベル のものでした。 当院に来ている方々の話ですと、今のお医者さんはほとんど患者さんの身体に 触れることが無いそうなので、まだ患者の身体に触れただけマシなお医者さん だったのかもしれませんが。 結局、血液検査の結果も白血球の値が若干高めな他は特に異常もなく、点滴を 打って帰ってきました。 しかし普段一切薬を飲まないせいかこの点滴が劇的に効き、帰る頃にはかなり 楽になっていました。 「点滴恐るべし!」です。 これを書いていて、点滴についても一度じっくり調べてみようと思いました。 今の病院は、億単位の価格の高価なCTやMRIなどを使って検査をしても、 結局は、苦しんでいる患者さんから何の異常も見つけられない、ということが ほとんどです。 しかし、きちんと触診の出来るオステオパスならば、少し触っただけでも 問題を見つけられますし、そのままその場で手技を使って改善させることが できます。 これは筋骨格系の問題だけではなく、内臓系に関してもまた然りです。 もし日本にオステオパシーが普及して、充分な数のオステオパスが確保できれば、 恐らく日本の医療費は1/10以下になるのではないでしょうか。 実際にアメリカやヨーロッパの多くの国々では、西洋医学の医師とオステオパスが 連携を取って、非常に効率よく患者の治療にあたっています。(アメリカでは オステオパス自体がMDと同様に正式な医師ですが。) そのためには、いま日本でオステオパスをしている人間がもっともっと腕を上げて 実績を作っていくのが、一番の近道だと私は考えています。 アメリカでオステオパシーが普及したのも、A・T・スティルという一人のオステオパスが 地道に患者を治療していった結果なのですから。                                      白山オステオパシー院長