「北欧訪問記(15)」

ゲストハウス「オーロラ」と朝日。

こちらが有名なブルーラグーン

周囲の溶岩大地と満月。

2月21日(日) この日は、モリ君のオスロでの友人の友人がレイキャビクに住んでいるという ことで、その方とお茶をする予定となっていました。 私は今回の旅行の前にアイスランドのガイドブックを買う際、サオリさんから 「大自然とカラフルな街 アイスランドへ」という本を勧められて購入し、旅行に 持っていったのですが、なんとその著者の大丸智子さんがモリ君の友人の友人 だったのです。 ダウンタウンにあるセントラルホテルプラザのロビーで待ち合わせをして、その後 レイキャビクでは最もポピュラーなカフェチェーン「TE&KAFFI」でお茶をします。 ちなみにアイスランドにはスタバもマックもありません。 智子さんにアイスランドについていろいろと聞いていましたが、「ブルーラグーン へは行ったほうが良いですよ。」ということで、早速その場でスマホを使って ブルーラグーンの予約をしていただきました。 ブルーラグーンとは地熱発電所で使用した温泉水を利用した、巨大な露天風呂です。 現在は世界的に有名になってしまったため完全予約制となっており、この日も 空いていたのは午後7時からの枠のみでした。 智子さんは現在8ヶ月の娘さんのお母さんなのですが、出産後に骨盤のゆがみが 気になっているそうで、何度か骨盤矯正のようなものを受けたそうです。 アイスランドは基本的には医療費無料ですが、骨盤矯正に関しては5000円ほどの 料金が掛かると言っていました。 結局、話の流れで私が智子さんの自宅でオステの施術をすることに。 カフェを出た後、智子さんの運転する車で、市内から10分ほどの閑静な住宅街 へと向います。 家に到着してアイスランド人の御主人と挨拶を交わした後、まずは8ヶ月の娘さんの 体の状態をチェックし、その次に智子さんの施術をします。 最初に「僕は、大丈夫だから。」と言っていた智子さんのご主人も、娘さんと 智子さんが施術を受けているのを見ていて、智子さんの施術が終わったあとに、 「僕も受けてみようかな。」ということになり、ご家族3名の施術をしました。 御主人も腰痛持ちだそうですが、アイスランドも日本と同様に腰痛などで整形外科へ 行っても症状が良くなることは、あまり無いそうです。 施術が終わったあと、昼食に御主人の好きなピザを注文してくれました。 お店はドミノピザでしたが、北欧はどこも乳製品が美味しいため、ピザも日本の ドミノピザよりも美味しいと智子さんが言っていました。 2種類のピザを頼みましたが確かにどちらも美味しく、かなり大きなサイズ2枚を 4人でほぼ食べきってしまいました。 この時にも、アイスランドで風邪をひいた時の治療法を聞いてみたところ、 智子さんが風邪をひいたときに、やはりご主人がコカ・コーラを買ってきて驚いた という話をしていました。 風邪にコカ・コーラは、欧米では本当に浸透しているようです。 午後はサオリさんも合流して、私、モリ君と一緒にブルーラグーンに行くこととなり まずは智子さんの運転する車で、サオリさんのアパートまで迎えに行きます。 2人は、この時が初対面だったそうです。 ブルーラグーンまでの予約時間まではまだ時間があったため、一旦3人で私と モリ君が泊まっているゲストハウスに行き、サオリさんの肘の治療をします。 その間、モリ君はゲストハウス周辺を散歩。 時間になったので、またいつものセントラルホテルプラザ前から送迎バスに乗り バスターミナルから、ブルーラグーン行きのバスに乗り込みます。 私たちがブルーラグーンに行った日はちょうど満月で、周囲のゴツゴツとした 溶岩の大地と満月の月明かりで独特の景観を作っていました。 中に入ってみると噂通りに本当に広く、ここで仲間とはぐれてしまったら、もう 再会することは不可能ではないかという感じです。 温泉内には、美肌に効果があるというシリカペーストを無料で配布している 場所があり、そのペーストを顔に塗った人たちが、あちらこちらにいます。 更にはバーも温泉の中にあり、私たちも顔にシリカペーストを塗り、ビールを 飲みながらくつろぎます。 このシチュエーション、「平たい顔族」の人間にとっては最高です。 施設が閉まる時間ぎりぎりまで温泉を満喫し、レイキャビク行きのバスに 乗ります。 ダウンタウンに戻り、夕食はサオリさんおすすめのケバブ屋さんへ。 北欧の若者はどこの国も、軽く食べるというとケバブをよく食べます。 確かにケバブは肉の他にも野菜もたっぷり入っているので、ハンバーガー よりは私好みではあります。 ケバブ屋さんでは、店のお兄さんが「どこから来たの?」と」聞くので 「JAPAN!」と答えると、「ありがとう!」と日本語で返してきました。 私が「お兄さんは?」と聞くと「シリアからだよ。」とお兄さんが答え、 それを聞いたモリ君がシリア語?で「ありがとう!」と返して、またまた 盛り上がりました。 モリ君も世界各地で暮らしているだけあって、いろいろな言語を知っています。 ケバブを食べ終えたあと、例のアイスランド大学の学生行きつけのバーに行き、 ビールを飲みます。 翌日は南海岸に行くツアーにモリ君と2人で申し込んでいたのですが、宿に 帰った時間は、結局夜中の1時を過ぎていました。

ブルーラグーンはこの地熱発電所で使用した温泉水を利用しています。

まさに絵に描いたような風景です。

2010年の火山噴火時のパネル。

牧草地には大きな岩がゴロゴロ。恐らく火山の噴火で落ちてきたのだと思われます。

2月22日(月) この日は「South shore(南海岸)」へのツアーに参加です。 午前8:30、ワゴン車がゲストハウスの前までピックアップに来てくれて、 いつものバスターミナルへと向かいます。 ターミナルでバスに乗り込むと、運転席のすぐ後ろの席が空いていたので、そこに 座ることにします。 北欧の国々ではほぼ全ての女性が働いており、専業主婦という人はまずいないそう ですが、このバスの運転手さんも、なかなか貫禄のある女性ドライバーでした。 バスの運転手さんも女性の割合がかなり高く、サオリさん曰く「男性よりも女性 ドライバーの方が、全体的に運転が荒い。」傾向があるようです。 バスで最初に止まったのは、山の麓にある牧場の前。 天気も素晴らしく、まさに絵に描いたような風景でした。 この牧場の裏手の山は2010年に大噴火して、その火山灰の影響で世界中の 航空機の運行に影響が出たそうです。 ただ、アイスランド国内は全く火山灰が降らず、全ての空港が通常通り運用されて いたということです。 道路沿いには2010年の噴火時の写真がパネルとなって、設置されていました。 牧場をあとにして、次の目的地である氷河に向かう途中の牧草地には、大きな岩が いくつも転がっていましたが、恐らく噴火の際に飛び出した岩が落ちてきたもの ではないかと思います。

氷河へと向かう道。ツルツルです。

氷河の先端。手前には広大な氷河湖があります。

氷河の上を歩くトレッキングから帰ってきた人たち。装備が違います。

次に向かったのは氷河の先端部。 バスの駐車場から氷河までは、氷河湖の横の道を歩いて行くのですが、この道が ところどころ完全に凍っていてしかも傾斜しているため、歩きにくいことこの上 なかったです。 氷河は遠目でみると雪の斜面のように見えましたが、それが全て氷で出来ており しかも、少しづつ動いているというのですから、自然の力というのは凄いものです。 私たちは、氷河の先端からかなり離れたところまでしか行きませんでしたが、 氷河の上を歩くトレッキングツアーもあり、実際に氷河の上を歩いている人たちの 姿も見えました。

ブラックサンドビーチ、柱上節理、海にそびえる奇岩。ときどき急に大きな波が来るので浜辺を歩く時は要注意。

溶岩が冷え固まった柱上節理。ブラックサンドビーチの柱上節理は玄武岩が冷え固まったもので、ハットルグリムス教会はこの柱上節理をモチーフにしています。

柱上節理、海、空、太陽、飛行機雲。

氷河の次に行ったのはブラックサンドビーチと呼ばれる、黒い砂浜の海岸。 浜辺の近くには溶岩が冷えて固まった、柱上節理と呼ばれる独特の形状の 岩壁を見ることができます。 またこの岩肌には、パフィン(和名:ニシツノメドリ)と呼ばれる鳥が巣を 作っており、多くのパフィンが飛び交っていました。 つづく。