「東芝のがん検査キットとケイシーリーディング。」
先日、
「東芝が血液1滴から13種類のがんを発見できる検査キットを開発した。」
というニュースがありました。
この検査キットでは、13種類のいずれかのがんにかかっていることが1度で分かり、採血から2時間以内で結果が出るそうです。
こちらは日本経済新聞の記事↓
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52551680U9A121C1TJC000/
このニュースを読んで、私はエドガー・ケイシーのフィジカルリーディングの一つを思い出しました。
リーディング No.283-2
1927年11月10日 46歳の卵巣嚢胞の女性に対して取られたリーディング
(問)
血液中には、私の体の状態の影響を示す痕跡がまだ残っていますか?
(答)
これは良くなっているが、その証拠(エビデンス)はまだ血液中に存在する。
なぜなら、血液中にその痕跡を残さないような状態というものは一切存在しないからだ。というのも、血流は体を再建するものを運ぶだけでなく、使用済みの諸力や体内の様々な部分の適切な経路を通じて排泄されるものも運ぶからである。
それ故に、赤血球や白血球、リンパなどすべてが静脈を流れるのである。
これらは 体内の製造器、濾し器、破壊器、再生器として機能する微小部分でのみ分離されるのである。よろしいかな?
それ故に血液中には、肉体で継続している状態を反映するもの、あるいはその証拠(エビデンス)となるものが、常に認められるのである。
やがて一滴の血液を採り、それから肉体のあらゆる状態を診断できる日が来るだろう。
上記のリーディングから90年ほどで、一滴の血液からがんの診断を出来るようになりました。
あと10年もすると、本当に一滴の血液から肉体のあらゆる状態が診断できるようになるかもしれません。
ところでケイシーリーディングによるがん治療には、様々な方法があります。
例えば食事療法、ひまし油パック、コロニクス(腸内洗浄)、オイルマッサージ、おおばこ軟膏、ウエットセル、アトミダイン、フラーレンフォトセラピー etc。
ケイシー療法を知らない人にとっては意味不明なものも多いと思いますが、実際にこれらの治療で治癒した人達がいるのです。
ちなみにケイシーリーディングには104名のがん患者のリーディングがありますが、そのうちオステオパシーの施術を受けるように言われたのは、私の予想よりも少なく3名のみでした。
ただし20名ほどがマッサージを指示されており、施術方法によっては更にオステオパシーを適用できる人数は増えるのではないかと思っています。
つぎに上記に挙げた治療方法の一つ、フラーレンフォトセラピーについて書きたいと思います。
ケイシー療法で使用される物質の一つに「炭素灰(カーボンアッシュ)」というものがあります。
ケイシーリーディングでは、この炭素灰を服用してから、癌の種類によって決まった部位にグリーンのガラスを透過させた水銀石英ランプの光を当てなさい(場合によってはバイオレットレイ、あるいは赤外線)。
という指示が出されることがありました。
しかしケイシーの死後、炭素灰の製造方法は分かっていましたが、それがどのような物質なのかは分からないままで、しかもケイシーリーディングの製造方法によって作られた物質が間違いなく「炭素灰」になっているのかを確かめる方法がありませんでした。(ケイシー存命中は、正しく作られているかどうかを催眠状態のケイシーに確認してOKが出たものだけを使用していた。)
この炭素灰に関して、アメリカのエドガーケイシー財団(A.R.E)ヒューストン支部の研究グループが重大な発見をしました。
この炭素灰の合成方法と、アーク放電によるフラーレンの合成方法とが同一であることが分かったのです。
フラーレンは、閉殻空洞状の多数の炭素原子のみで構成される、クラスターの総称である。共有結合結晶であるダイヤモンドおよびグラファイトと異なり、数十個の原子からなる構造を単位とする炭素の同素体である。呼び名はバックミンスター・フラーの建築物であるジオデシック・ドームに似ていることからフラーレンと名づけられたとされる。最初に発見されたフラーレンは、炭素原子60個で構成されるサッカーボール状の構造を持ったC60フラーレンである。
1985年にC60フラーレンをを発見したハロルド・クロトー、リチャード・スモーリー、ロバート・カールの三人は、その功績により1996年度のノーベル化学賞を受賞している。
C60フラーレン
ケイシーリーディングによると、炭素灰(=フラーレン)服用後に、グリーンライトを当てると大量の酸素が放出され、がん細胞を破壊する力が高まるのだそうです。
このグリーンライトには水銀石英ランプを使用するように指示されていますが、なんとフラーレンの光の吸収スペクトルと、水銀石英ランプの発光スペクトルが一致しているのです。ですから白熱電球の光や蛍光灯の光では、フラーレンを十分に励起させることが出来ないということです。
ケイシーリーディング、恐るべし。
ちなみにアーク放電によるフラーレンの合成方法ですが、
「 1990 年に Krätschmer らが偶然に発見した抵抗加熱法をその直後に Smalley らが改良して収率を向上させた接触アーク放電法が現在でも実用的なフラーレン生成法である。」
ケイシーリーディングでは
「これは芯が空のカーボンと、有芯のカーボンを燃焼させて作る。80パーセントの真空状態で燃焼させてできる、白い灰の部分がそれである。」(No.1800-3)
ということですが、研究者は本当にこのような方法を「偶然に発見」したのでしょうか?
私は、アーク放電法を発見した研究者はケイシーリーディングを読んだことがあったのではないかと推測しているのですが。
さらに2012年には、京都大学においてこのような研究結果が発表されました↓
「カーボンナノチューブ、がん治療応用に道 京大」
京都大学の村上達也助教らは、先端素材であるカーボンナノチューブ(筒状炭素分子)が、将来、がん治療に使える可能性を見いだした。
体を透過する性質を持つ近赤外光をあてると活性酸素が生成、がん細胞が効率よく死滅することを確かめた。
腫瘍など患部に集中的に薬剤を集める技術と組み合わせれば、新しいがん治療法として利用できるとみている。
カーボンナノチューブを体内で安定的に存在できるようにリン脂質などコレステロールの一種で被覆した。
その後、人の肺がん細胞が存在する培養液にいれて、波長808ナノ(ナノは10億分の1)メートルの近赤外光を10分間あてた。
ほぼ1日たってから細胞の数を数えたところ、45%減っていた。活性酸素を抑える試薬をいれた場合は減少率は28%にとどまった。
活性酸素ががん細胞の死滅に効果があることを確かめた。
https://www.nikkei.com/article/DGXNZO47559550S2A021C1TJM000/
フラーレンは炭素原子がボール状に結合した構造ですが、カーボンナノチューブは炭素原子がチューブ状に結合した構造です(カーボンナノチューブを発見したのは日本人研究者の飯島澄男氏)。
京都大学によるこの研究結果も、ケイシーのフラーレンフォトセラピーと原理的には、かなり近いものがあるのではないでしょうか?
ケイシーリーディングには、まだまだノーベル賞級のお宝が眠っていそうです。
今回の記事に関しては「ケイシー療法によるガン治療の指針」を参照しました。
詳しく知りたい方は、日本エドガー・ケイシーセンターに問い合わせてみてください。
こちらは当院にある、ケイシー療法の治療器具↓
バイオレットレイ
バイオレットレイの内部にはニコラ・テスラが開発したテスラコイルが入っています。
ちなみにケイシー療法で使用されるバイオレットレイの原理に関する私なりの見解ですが、
1,体内に電子を供給して、電子により体内の各種化学反応を促進。
2,体内に電子を供給して、電子により体液中の水を電気分解して酸素と水素を発生させ、これらにより体内の各種化学反応を促進。
結果的に、私がいつも書いている体内の沈着物も除去できると考えています。
フラーレンフォトセラピー用の水銀石英ランプ(フィル・トーマス製作)
次回は、今回の記事に関連するDr.スティルの著書の内容です。