「ホヤ、キタ~。」

 

先日ホヤの記事を書きましたが、当院に来ている方が東北旅行の途中で このブログをチェックしたら、ホヤの記事があったからとお土産にホヤを 買ってきてくれました。 「炙りほや」ということで、生よりも香りがキツいそうですが、以前に その当時、新島に住んでいた友人から送られてきた「炙りくさや」ほどでは ないでしょう。 今度このホヤを肴に、飲み会をしようと思います。
 
今回はオマケで、シェフの三國清三(みくに きよみ)さんのお話です。 三國さんは、私の故郷厚田村よりさらに北にある北海道の増毛(ましけ)町と いうところで生まれ育ちました。 三國さんの話によると、彼の味覚を育てたのは「ホヤ」だそうです。 では、三國シェフへのインタビュー記事の抜粋です。 インタビュアー: ご自身の味覚の原点はどこにあるとお考えですか? 三國シェフ: 私は、日本海に面した北海道の増毛町で生まれました。 父は漁師でしたが、ちょうどニシンがとれなくなった時期で、家は貧しく、 海が荒れて三日から一週間、漁に行けないと食べるものにも不自由するほど でした。 しけがおさまり、凪になった朝の3時か4時頃、父と一緒に浜に打ち上げられた 魚介類を採りに行きました。 すると浜に打ち寄せられたものの中に必ずホヤがあって、お腹が空いて 食べるものがなかったから、ホヤを浜で切って海水で洗って食べていました。 ホヤは「海のパイナップル」といわれ、生物体で唯一、甘い、しょっぱい、酸っぱい、 苦い、うま味(五味)があり、この時に自然と味覚が鍛えられたと思っています。 (以下省略) これ読むと、ホヤって凄いですね。 三國シェフは食育にも力を入れていますが、インタビューでは子供の頃に 経験することの大切さも、伝えたかったのではないでしょうか。 ちなみに辛いは味覚ではなく舌に対する刺激で、痛みと同じものと考えて ください。 更にオマケで、こちらもどうぞ。 Sergio Mendes + Brasil 66 - MAS QUE NADA - In Stereo! マシケ ナダ (なんてこった)!! 関連記事:       「たこまんま」                                     白山オステオパシー院長