「私の原点?」

私のブログやホームページを見て当院を訪れた方々に、ときどき言われる言葉に 「先生って、変わってるよね。」 というものがあります。 私のブログを読んで、わざわざ白山オステオパシーまで足を運ぶような人達ですから 私からすると 「いやいや、あなたもじゅうぶんに変わっていますよ。」 と言いたい ところですが・・・。 しかし、この「変わっている。」という言葉も、相対的なものではないでしょうか。 例えば白い羊の群れの中に黒い羊が一頭だけいれば、黒い羊は変わっているかも しれませんが、黒い羊の群れ中に白い羊が一頭だけなら、白い羊が変わっている ということになるでしょう。 その一頭だけの白い羊も、同じ色の群れに連れていけば全く目立たなくなって しまいます。 以前に友人と、子供の頃のテレビのヒーローものについて話をしたときに、 私が記憶していたヒーロー達の年代を、あとから調べてみたことがあります。 すると全てが小学校入学(1974年)前までの時点で終わっていて、それ以降 私は、そういったたぐいの番組を、全く見ていないということが判明しました。 例えばウルトラマンなら、ウルトラマンタロウ(1973~1974年4月5日)まで、 仮面ライダーならV3(1973~1974年2月9日)まで、また戦隊ヒーローものの 元祖であるゴレンジャー(1975~1977年)は、少し見て「つまんね~」と見るのを やめてしまったのを覚えています。 他にも覚えているものといえば、人造人間キカイダー(1972~1973年) イナズマン(1973~1974年)、バロムワン(1972年)、トリプルファイター (1972年)など、どれも4歳とか5歳の頃のものばかりです。 特にバロムワンに出てくる怪人たちは、今なら放送禁止レベルの気持ち悪さだったので かなり鮮烈に覚えています(ウデゲルゲとかクチビルゲとか・・・)。 で、そんなヒーローものに飽きてしまった私が、小学生の頃に繰り返し読んでいた 本がこれです。

この「あなたは信じますか」の古書を先日ネットで見つけて、少々高めでしたが 思わず購入してしまいました。 この本は私が小学校3年生のときに、学校の図書として入ったものですが、当時の 私は装丁がボロボロになるまで、これを何度も読んでいました。 ちなみに、この本の次に好きだったのは「シートン動物記」です。 この「あなたは信じますか」は世界のいろいろな謎について書かれており、その目次を 見ると、  ・生命のなぞ  ・奇習のなぞ  ・驚異人間のなぞ  ・のろいのなぞ  ・食べ物のなぞ  ・伝説のなぞ  ・歴史のなぞ と分類されています。 ではこの「生命のなぞ」の最初の話題はというと・・・。

いきなり「輪廻転生」に関する話題です。 写真では少し読みにくいので、このお話だけここに書いてみましょう。 「生まれかわりのふしぎ」 死んだ人間が、べつの人間に生まれかわることを、「うまれかわり」という。 「そんなばかなことが・・・・・。」と思うだろうが、じっさいに、「うまれかわり」 の例はたくさんあるのだ。 これから話すのも、本当におこった事件なのである。 昭和十年、東京都杉並区の名物こじき、松太郎が死んだ。 生きているときの松太郎のよいおこないを知っていた人々は、りっぱな葬式を だしてやったが、なかでもいちばんなかのよかった山崎さんは、「こんどは、 いい星の下に生まれてこいよ。」といういのりをこめて、死体の足に「南無妙 法蓮華経 松太郎」と筆で書いたのだった。 それから三年後、山崎さんの家にとつぜん、見知らぬ人がたずねてきた。 しかも、その見知らぬ人は、じつに奇妙な話を語りはじめたのだ。 「昭和十一年に、わたしに男の子が生まれました。ところが、生まれてきた赤ん坊の 足を見て、びっくりぎょうてん! そこには『南無妙法蓮法蓮華経 松太郎』という 文字が、黒々と書いてあったのです。 いくら消しても、その字は消えません。 ほとほと困っていると、ある晩、子どもが夢にあらわれて、この字を書いた人に たのめば消える、といいました。 それで、やっと山崎さんをさがしあて、お願いにあがったのです。 おどろいた山崎さんは、その人が住む大阪へいき、子供に会ってみた。 子どもの足には、たしかに、自分が書いた文字が、いれずみのようにうきだしていた。 山崎さんは、あらためて生まれかわりの奇跡に息をのみ、思わず手をあわせて おがんだ。 それから、水をふくんだ脱脂綿でふくと、文字はきれいに消えてしまったという。 小3の男子が「ゴレンジャー」も見ずに、こういうのを喜んで読んでいたわけですから やはり、一般的には少し変わった子だったのでしょうか? 他にも、「ツタンカーメンの呪い」、「怪僧ラスプーチン」、「ホープダイヤモンド」、 「ばら十字団」、「KKK」 etc と今の私が読んでも、なかなか楽しめます。 さらに驚いたのは私自身は古書を読み返すまで、すっかり忘れていたのですが、 「あなたは信じますか」には、私のブログにも頻繁に出てくるエドガー・ケイシー に関することも、書かれていたということです。
この本では「エドガー・ケイシー」ではなく「エドガー・ケーシー」と、なんだか ケーシー高峰(今の若者は知らんだろうな~)みたいに、書かれていますが。 私がはじめてエドガー・ケイシーに関する本を読んだのは、18歳位の時です。 当時住んでいた府中市京王線府中駅横にあった、啓文堂という本屋さんで 買った、ジナ・サーミナラが輪廻転生に関するケイシー・リーディングをもとに 書いた「転生の秘密」という本でした。 その時は「あなたは信じますか」にケイシーのことが書かれていたことを、すっかり 忘れていたのですが、やはり潜在意識下では覚えていて、この本を手に取ったの かもしれません。 ところで最初に書いた、松太郎という乞食の生まれ変わりの話は本当なのだろうか と「杉並区 名物乞食 松太郎」で検索してみると、同じようなことが書かれて いるブログが、2件ヒットしました。      http://blogs.yahoo.co.jp/kyasatti/40239606.html      http://blogs.yahoo.co.jp/akutanuf/29416191.html 「あなたは信じますか」の他にも平野威馬雄著「お化けについてのマジメな話」や、 安谷量衛著「生命の不可思議」という本にも、まったく同じ話が更に詳しく載って いるようなので、実際にあった話なのかもしれません。 もし本当なら、この子はまだ生きているかもしれないですよね。 大阪在住の方、誰か知ってる人はいませんか?                                  白山オステオパシー院長