「令和二年」(動画)

令和二年は、

いろいろあったと言えばあった。

何も無かったと言えば何も無かった。

私にとってはそんな一年でした。

私が今この時代を生きているのは、自らが

この時代を選んで生まれてきたからです。

自分が今地球上に存在することで、少しでも

この世界が良い方向に向かっていくような、

そんな生き方が出来れば、と思っています。

 

今回が今年最後の記事になると思いますので、

今年、これまで以上に私がお世話になった

amazarashiの曲で締めくくりたいと思います。

 

 

 


amazarashi 『令和二年』“A.D. 2020” Music Video | Giant Buddha Projection Mapping

 

 

 

令和二年

作詞、作曲、歌: 秋田ひろむ

 

旅支度終え 誰か呼ぶ声

情熱からおよそ遠い情熱 

今日ならば晴れ 風はしわがれ

旅立つことない旅立ちの日

 

君の鼻歌 今日ばかりは この町のBGMみたい

頼りなさげなマスク越し 

 

    とげられぬ夢 やむを得ぬ故

    恨めしく睨む空 令和二年

    封切りの映画 新譜のツアー

    中止の入学式 令和二年

 

焦りと暇を持て遊ぶ歌

物理的でないからこそ痛む

悲しくないね 楽しくないぜ

感情は軒先で行き倒れ

 

歩道でキャッチボール 子供らの笑顔と不均衡

こんな時でもお腹だってすくもんな

 

    買出しに行く 君を見送る

    それだけで憂う 令和二年

    カーテンを閉めるのに何故戸惑う

    夕日に君の背中 令和二年

 

優しくすることもできる 傷つけることもできる

武器にも薬にもなるなら 僕はどちらを選ぶだろう

変わる 世界の隅っこで 分かつ 個々の小宇宙

繋がる術を持つ僕らの 心 応答せよ

 

封鎖の公園の桜 誰に見られずとも咲いた

残念だな 残念だな 約束したはずなのに

 

仕事がなけりゃ 先立つは金

見捨てられた市井 令和二年

先は見えない 「けど大丈夫」

僕に嘘をつかせた 令和二年