「5月も通常営業いたします。」
東京都の緊急事態措置延長により最近「先生のところは大丈夫ですか(休まず続けてもらえますか)?」と尋ねられることが多いので、一応書いておきます。
オステオパシーは日本においては整体院のカテゴリーに入り、東京都の緊急事態措置による休止要請の対象施設に入っておりますが、当院は4月と同様に5月も、適切な感染防止対策を取り営業いたします。
こちらは対象施設一覧↓
対象施設FAQ(令和2年4月13日19時00分)|東京都防災ホームページ
自営業の方などで、 東京都感染拡大防止協力金の制度を知らない方もいるかもしれませんので、紹介しておきます。
東京都の緊急事態措置による休止要請に協力すると、東京都感染拡大防止協力金が支給されます。
私の業種に関する部分ですと、調べたところ国家資格を持たない無資格の整体院には支給されるようです(日本ではオステオパスも無資格整体師に含まれます)。
第一期
4月16日~5月6日まで休業で、1事業所で50万円、2事業所以上なら100万円
第二期
5月7日~5月31日まで休業で、第一期と同程度の支給となりそう(予定)
ちなみに、国家資格有資格者が治療を行なう施設は「社会生活を維持するうえで必要な施設」ということで、東京都感染拡大防止協力金支給の対象外となり、休業しても給付金を受け取ることはできません。
西欧諸国を中心に多くの国々では、オステオパシーは正式な医療として国家資格となっています。
本来ならばオステオパシーもこちら側にあるべきなのですが、この先、日本においてオステオパシーが国家資格として認められるには、個々のオステオパスが地道に実績を積み重ねていくしかないでしょう。
東京都感染拡大防止協力金の他に、政府の持続化給付金もあります。
こちらは、緊急事態措置による休業も含めて新型コロナウイルスの影響により、前年度の同じ月よりも売り上げが50%以上減少している月が2020年12月までの間に、ひと月でもあれば個人事業者は最高100万円、法人は最高200万円支給されます。
東京都の緊急事態措置による休止要請に従い、4月16日~5月31日のあいだ休業すると、必然的に前年同月比で売り上げが50%を下回るという要件も満たしますので、双方の給付金を受け取ることが出来ます。
今後のことは分かりませんが、現状では幸か不幸か当院は前年同月比50%を切っておりませんので、結果的に東京都感染拡大防止協力金、国の持続化給付金ともに給付の要件を満たしません。
4月以降の売り上げはかなり落ち込んでいますが、白山オステオパシーを開院した当初と比べると売り上げ的にはまだかなり良い方なので、幸いなことに私の気持ちは全く落ち込んでいません。
むしろ自らも体調の良くない方々が私の身体を心配してくださるので、本当にありがたく思っています。
私は国家資格有資格者ではありませんが、今後も「社会生活を維持するうえで必要な施設」という意識で、適切な感染防止対策を取りながら営業を続けていく予定です。
この先、コロナが収束して皆が自由に出歩ける日が必ず戻りますから。
「禍福は糾える縄の如し」です。
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