「アセンションもいいけれど。」

以前に、某ご飯屋さんで目撃した、いかにも日本的な平和すぎる風景を紹介 したことがありますが、今回は北海道に帰省した際に体験した出来事です。 私の実家は千歳空港から公共の交通機関で帰るとすると、まずJRで札幌駅まで 行き、それから1時間に1本あるかないかのバスに1時間ほど乗り、バス停を 降りてから家まで2kmほど歩かなければならないという、かなりの田舎です。 そのため、帰省する際はいつも千歳空港でレンタカーを借りています。 トヨタニッサンマツダなど大手のレンタカーの会社は、通常は空港からバスで 営業所まで行き、料金を支払って車を借り、返す時はまた営業所に戻り、車に キズが付いていないか、ガソリンは満タンになっているかなどをチェックします。 しかし、私がいつも利用しているレンタカー屋さんは空港まで車を持って来て くれて、そこで料金を支払い、返す時もそのまま空港の駐車場に乗り捨てて行っても よいという、かなり便利なところです。 帰りに空港の駐車場に乗り捨てて行ってもよいという時点で、キズや燃料のチェック をしない訳ですから、お客さんのことを信用していないと、なかなか出来ない システムではないでしょうか。 しかし今回はなんと、空港で借りる際も駐車場に置いてある車まで自分で行って 乗り込み、返す時も駐車場に車を乗り捨てていくという、「どんだけ客のことを 信用してるんだよ。」という形になってしまいました。(今回は、私が今までに 何度も、ここを利用しているからだとは思いますが。) 概要はこんな感じです。 1、私が羽田空港で飛行機を待っていると「千歳空港の駐車場に車を置いて   おきますので、それに乗って行って下さい。」と電話があり、その後   メールで場所や車種、ナンバーなどが送られてくる。 2、駐車場に行くと車があり、中に車のキー、そして駐車場を出る際に支払う   ための、お金が入っている。 3、返却の前日になっても連絡が無いので、こちらから支払いはどうしたら   よいのかと電話する。 4、「いつものように駐車場に乗り捨てて、車の中にキーとレンタル料金を   入れておいてください。」と言われ、メールで金額が送られてくる。 5、帰るときに燃料を満タンにして、レンタル料金をダッシュボードのところに   入れ、駐車した場所をレンタカー屋さんにメールする。 以上がだいたいの流れで、お互いに待ち時間もなければ、不要な移動もありません。 今回こういった体験をして、相手のことを100%信用していれば、どれほど ものごとが無駄なくスムーズに流れるのかということを、実感しました。 もし世の中の人すべてが、私生活でもビジネスの場面でも相手のことをだますような ことを一切せず、誰もが人を疑うということから解放されたら、この世界はどのように 変化してしまうのか、なかなか想像することすら難しいですが、間違いなく今よりは はるかに良い世界になるはずです。 これができたら5次元世界へのアセンションなんかしなくても、この3次元でも、 十分にすばらしい世界が実現できるのではないでしょうか。 そして、その状態に現時点で一番近い場所といったら、やはり日本でしょう。 皆さんも今日から、このレンタカー屋さんのように、相手を全面的に信用して 行動する、という生活をしてみては? きっと何かが変わるはずです。                                    白山オステオパシー院長