「磁気治療の原理。(真野説)-その1」
西洋医学以外の治療法、一般的に代替療法と呼ばれるものには、さまざまな
ものがあります。
オステオパシーやカイロプラクティックのような手技療法、鍼灸、ホメオパシー、
電気治療、磁気治療、etc。
今回はその中から、磁気治療について考えてみたいと思います。
磁気治療には、身近なところではピッ〇エレキバンのように、手軽に誰でも買える
ものから、百万円以上もするような、業務用の器械まで多種多様なものがあります。
しかし、西洋医学の医師の多くは磁気治療に否定的な見解を持っていますし、その
治療原理は、よく解っていないというのが実情です。(まあ、私から言わせると
病院で出される医薬品も、その作用機序が解っていないものが、沢山ありますが
医師達は、そこには何の疑問も持たないのが、なんとも理解不能ですが・・・。)
下記に、ピッ〇エレキバンのHPから「磁気がコリに効く理由とは!」というページを
紹介しますが、見ていただくとわかる通り、なぜ磁気がコリに効くのかという、具体的な
理由は、いっさい書かれていません。
これでは、西洋医学の医師にその効果を否定されても、何の反論も出来ないでしょう。
「 磁気がコリに効く理由とは! 」
しかし異端のオステオパスだったフルフォード先生は、治療の際に磁石を使用する
こともありましたし、私自身も自分のからだに磁石を当ててみて、明らかに体液の
流れが変化するのがわかりましたので、触れられることを嫌がる子供には、実際に
磁石を使用することもあります。
そこで今回のシリーズでは、私なりの理論にもとづいて磁気治療の原理を具体的に
説明してみます。
その作用原理ですが、簡単に言うと
「 ローレンツ力により、体液内のイオン(特に水素イオンH⁺)の流れを
加速させ、結合組織内に沈着しているタンパク質との化学反応を促し、
その分解速度を早めている。 」
と、私は考えています。
繰り返しになりますが、結合組織内に沈着した、タンパク質を主体とした物質が
ほとんどの病気の原因だと私は考えていますので、病気を治すためには、その
沈着物質を取り除いてあげれば良いわけです。
手技療法と磁気治療の違いといえば、その方法が物理的なものなのか電磁気的な
ものなのかという、ただそれだけのことです。
しかし、効果から言うと磁気治療だけでは即効性は少なく、ある程度の期間が
かかってしまうので、腕の確かなオステオパスの治療と比べると、かなり効果が
劣ってしまうという部分は、否めませんが・・・。
では次回から、磁気治療の原理を具体的に書いていきます。
下の写真は私が普段使用している磁石ですが、業務用の異方性フェライト磁石
なので、かなり強力です。
白山オステオパシー院長