「神との対話」

前回の記事では、ルミの詩が載っている私の蔵書の写真を掲載しましたが、 その一番最後の本は内容は素晴らしいのですが、紹介するのは少し躊躇して しまうような、タイトルのものでした。 本の作者はエリザベス・レッサー、そして翻訳者は吉田利子さんです。 吉田利子さんといえば、「神との対話」シリーズの翻訳者でもあります。 この「神との対話」という本は、1998年に私が例のごとく札幌の本屋さんの そちら系のコーナーで、面白そうな本はないかと物色しているときに、手に 取った一冊でした。 私の場合、本に対して事前の情報がない場合は、ある程度のところまで 立ち読みしてから、購入するかどうかを決めるわけですが、このときは 違いました。 この「神との対話」シリーズは、作者のニール・ドナルド・ウォルシュが 人生に行き詰まって、自分の苦しみを神に対してぶつける手紙を書く回想 部分から始まります。 ニールが神に対して怒りを込めた数々の質問を手紙に書いた後に、自動書記の ような感じで手が勝手に動き、そこに書かれていた言葉が・・・     あなたはほんとうに、すべての質問の答えを知りたいのか、     それとも、八つ当たりをしてみただけなのか? これを読んだ時に、わたしはあたかも自分に対して言われているような 錯覚を覚えて、その先を読み進むこともなく、すぐにレジへと向かいました。 それが、私に大きな影響を与えた「神との対話」シリーズとの出会いです。 この本は様々なテーマに対して、ニールと神との対話が繰り広げられるわけ ですが、内容はぜひ実際に読んでいただきたいと思います。 第1巻の最初に出てきた神の言葉は、さきほど書きましたので、こんどは 一番最後の部分を抜粋して、以下に紹介します。    わたしは、この本だけを通して語っているのではない。    あなたの魂の真実のなかに、わたしの声を聴きなさい。    正直な気持ちのなかに、わたしの声を聴きなさい。    精神の静けさのなかに、わたしの声を聴きなさい。    どこででも、わたしの声を聴きなさい。    質問があるときはいつでも、わたしがすでに答えているのだと思いなさい。    そして、あなたの世界に目を開きなさい。    わたしの答えはすでに発表されている記事のなかにあるかもしれない。    これから聞く説教のなかにあるかもしれない。    製作中の映画のなかにあるかもしれない。    昨日、作曲されたばかりの歌のなかにあるかもしれない。    愛するひとの口から出かかっている言葉のなかにあるかもしれない。    知り合おうとしている新しい友人のなかにあるかもしれない。    わたしの真実は風のささやき、小川のせせらぎ、稲光、雨音だ。    土の感触、百合の香り、太陽の暖かさ、月の満ち欠けだ。    わたしの真実--そしてあなたが困ったときの頼りになる支え--は、    夜空のように荘厳で、赤ちゃんのおしゃべりのように単純であどけない。    心臓の鼓動のようにささやき--わたしと一体になった息づかいのように静かだ。    わたしはあなたから離れない。    離れることはできない。    あなたはわたしの創造物、作品、娘であり息子、わたしの目的であり、    そして、わたしの・・・・・、    自己だから。    だから、いつでもどこでも、神の平安から切り放されたら、    私を呼びなさい。    わたしはそこにいるだろう。    真実と    光と    愛とをたずさえて。 関連記事:     「愛とは」     「預言。」
                                     白山オステオパシー院長