「北欧訪問記(2)」
空港から市内に向かう途中も、所々にわずかに雪がある程度。
ヘルシンキ中央駅からエストニア行きのフェリーターミナル(ランシターミナル)
までは、時間がないのでタクシーを利用。
運転手さんはトルコ人で、子供の頃に両親とともにフィンランドに移住。
当初、父親はレストランを経営していたそうですが、現在は親子でタクシーの
運転手だそうです。(詳しい事情は、あえて聞きませんでした。)
フィンランドの生活は快適だが、しいていえば冬は晴れる日が少ないのと、
こちらの人は、トルコ人ほどの陽気さがないのが残念と言っていました。
彼は日本のホラー映画がお気に入りだそうで、日本のホラー映画ほど怖い
ものはないそうです。
ヘルシンキ中央駅からランシターミナルまでは16.5ユーロ。
フェリーターミナルに到着し、1階にあるカウンターでネット予約の予約番号を
プリントした紙を見せると「コレ、ニカイカラ。」と、きれいなおねえさんが
日本語で教えてくれ、2階のカウンターに向います。
日本人観光客も多いのですかね?
タリン行きのフェリーはGate Cから。
改札を通り、かなり長い通路を歩いてフェリーに乗り込みます。
タリンまではフェリーで2時間ほどかかりますが、私は飛行機で疲れていた
ので船内を探索することもなく、船尾に一番近いところの席に座って、半分
眠りながら、ボーっと外を眺めていました(途中からは、ほぼ真っ暗ですが)。
ではまず、最初の訪問先エストニアの概略です。
エストニア共和国(エストニアきょうわこく)
人口 134万人
通貨 ユーロ
首都 タリン
面積 4万5227平方キロメートル(九州の約1.23倍)
公用語 エストニア語
フィンランド、ロシアと共に、フィンランド湾に面する3つの国の一つ。
湾をはさみフィンランドから約90km南に位置する。
また、バルト海東岸に南北に並ぶバルト三国(エストニア、ラトヴィア、リトアニア)
の中で最も北の国である。
中世ハンザ都市として栄えた港湾都市でもある首都タリンは、フィンランドの首都
ヘルシンキ、ロシアのサンクトペテルブルクと同じく、フィンランド湾に面する
主要都市の一つである。
Skype(スカイプ)を産んだ国であり、外国のIT企業の進出も多くソフトウエア開発が
盛んである。
早期のIT教育や国際学力調査で欧州の上位国としても知られる。
13世紀以降、デンマーク、ドイツ騎士団、スウェーデン、ロシア帝国などの支配を
経て、第一次大戦後1918年ロシア帝国より独立。
第二次大戦中1940年ソビエト連邦が占領、翌1941年独ソ戦でナチス・ドイツが
占領、1944年ソビエト連邦が再占領し併合。
1991年同連邦より独立を回復、2004年EU・NATOに加盟、2008年NATOの
サイバーテロ防衛機関の本部所在国となる。
(以上、ウィキペディアからの抜粋)
エストニアの首都タリンに到着すると、予約していた日本人経営のゲストハウス
「旅の家(TABINOYA)」まで、こちらもタクシーを使いました。
当初は徒歩約20分の道のりを歩いて行くつもりでしたが、雨が降っていたのと
疲れもあったので、結局ターミナル前からタクシーに乗り込みます。
運転手さんに「TABINOYA」という宿に行きたいと言いますが、場所がわからず
運転手さんのスマホで検索。
しかし「TABINOYA」が出て来ず、結局わたしの持参していた「地球の歩き方-
バルト三国編」に出ていた住所を見せて、分かってもらえました。
宿までの料金は9ユーロ、メーターもしっかり付いていてアジア諸国のように
ボッタくられることは無さそうです。
ただこの運転手さんも、雰囲気的にどこか他の国から移住してきた人のようで
私以上に英語が苦手らしく、表示されている「9」の「ナイン」という言葉が
すぐに出てきません。
私が「ナインユーロ?」と言うと、「イエス、イエス!」。
エストニアは基本的にはチップは不要だそうですが、なんとなく親近感が沸いて
10ユーロ渡して降りました。
そして、「TABINOYA」の入口の前に立つとブザーの下に「Back in 10 min」の
張り紙が・・・、ドアも鍵が掛かっていて開きません。
時間は午後8時を過ぎています。
マジかよ~と思いつつ仕方が無いので、荷物を持ったまま周辺をブラブラと歩きます。
では、つづきは次回に。