「北欧訪問記(6)」

カンピ礼拝堂

ヘルシンキの地下街

駅のトイレは有料、料金1ユーロ。

では、前回からのつづき。 ヘルシンキ大聖堂から駅の方角へ歩いていき、さらに駅を越えて「地球の歩き方」 に載っていた、カンピ礼拝堂へと向います。 写真の通り独特の形状の礼拝堂で、中はシンプルに祭壇と席が並んでいるだけ。 この日は天候も悪く礼拝堂に来ている人も少なかったのですが、そのほとんどが 日本人でした。 おそらくこの礼拝堂、日本のガイドブックには必ず載っているのでしょうね。 予定では、国立博物館テンペリアウキオ教会などにも行くつもりでしたが、 みぞれ混じりの風雪に閉口して、ホテルへと向かうことにします。 カンピ礼拝堂から中央駅にむかう途中、地下へと入る階段があったので 下ってみると、地下街になっていました。 地下街からは、そのまま地下通路を通って中央駅まで行くことができ、 非常に助かりました。 やはり雪国に地下街は必須です。 中央駅に着きコインロッカーに荷物を取りに行った際に、その隣にトイレが あったので、写真を撮ってみました。 他のヨーロッパ諸国は行ったことがないのでわかりませんが、とりあえず北欧 では、駅のトイレは全て有料です。 これは金銭的な問題よりも、トイレの中で犯罪が起きたりしないようにという、 治安面が主な理由だということです。 街中でトイレに行きたくなった時はカフェのようなところに入るか、あとは ホテルを探すのが良いそうです。 ヘルシンキでの宿泊は翌日の飛行機の便のことも考えて、ヴァンター国際空港 の隣にあるヒルトンを予約していたので、中央駅から空港行きのバスに 乗り込みます。 空港に到着しホテルに向かいますが、空港からホテルまでは通路でつながっており、 歩いて行くことができます。 私が泊まった部屋は、広くてバスタブもあり非常に快適でしたが、私のブログに この類のホテルのレビューを期待する人がいるとは、あまり思えないので、 気になる方は、「ヒルトン ヘルシンキエアポート」で検索してみてください。 この日はかなり早い時間帯にチェックインしたので、バスタブにお湯を張り 冷えた体を温めて、ゆっくりと休むことができました。

ストックホルム行きチケットの二次元コード二次元コードにも、いろいろなタイプがあるのですね。

朝、除雪作業中のヘルシンキヴァンター空港。

飛行機を待っていると、かなり雪が降ってきました。

2月13日(土) ビュッフェスタイルの朝食で、不足気味だった生野菜と果物を大量に補充してから ホテルをチェックアウトし、徒歩で空港へ。 9:30発の飛行機で、スウェーデンの首都ストックホルムへと向います。 飛行機のチェックインを済ませロビーで待っていると、かなり激しい雪が降って きたため、飛行機は無事に飛ぶのかとちょっと心配になりましたが、雪も小降りに なり飛行機は無事にテイクオフ。 ヘルシンキストックホルム間は1時間のフライトで、時差も1時間なので 9:30に発って9:30に到着ということになります。

スウェーデン周辺地図

では、スウェーデン周辺の地図、スウェーデンの位置、国旗、国章、そして 概要です。
スウェーデン王国スウェーデンおうこく)  人口 974万人  通貨 スウェーデン・クローナ(SEK)  首都 ストックホルム  面積 45万平方キロメートル(日本の約1.2倍)  公用語 スウェーデン語 東はフィンランド、西はノルウェーと接し、南はオーレスン海峡を挟んでデンマークと 向かい合う北欧最大の国。 先祖は9世紀前後にヴァイキングの名で知られる海洋民族であった。 旧市街ガラム・スタンのレトロな雰囲気と、最新のショップやレストランなどが混在 する首都ストックホルムは、北欧諸国で最も洗練された街である。 国土のおよそ半分は森林に覆われており、中部から北部は農業には適さず、 酪農が主である。 スウェーデン経済の特徴は公務員の割合が高いことで、全人口の1/3にも達する。 ダイナマイトの発明者として知られるスウェーデン人、アルフレッド・ノーベル の遺言に従って1901年から始まったノーベル賞は世界的に有名である。 毎年、物理学、化学、生理学・医学、文学、平和、経済学の6分野で顕著な功績を 残した人物に贈られている。 またスウェーデンと言えば、スウェーディッシュ・ポップとして多くのグループを 生み出していることでも有名。 例えばABBA、ヨーロッパ、ロクセット、Ace of Base、メイヤ、最近では クラブDJのアビーチなどが活躍している。 スウェーデン発の有名なものとしては、サーブ、ボルボ、IKEA、H&Mなど。 ちなみに北海道ではスウェーデンスタイルの住宅もその機能性から人気で、 私の実家から車で10分ほど走ると「スウェーデンヒルズ」というスウェーデンの 町並みをそのまま再現した住宅街があります。

アーランダ国際空港からストックホルムまでの直通列車。

空港から市内に行く途中の風景、北海道の景色に似ています。

ストックホルム中央駅横の運河。ジョギングをしている人と何度もすれちがいました。

では、ストックホルムの空港に到着してからのお話。 フィンランドスウェーデンはともにシェンゲン協定加盟国のため、入国審査なしで そのまま空港から外に出ることが出来ます。 そして空港を出ると、なんと青空!!! 太陽の光を浴びただけで、一気に元気が出てきた気がします。 やはり、太陽は偉大です! アーランダ国際空港からストックホルム中心部までは、バス、タクシーなども ありますが、今回は直通列車に乗ってみることに。 矢印に従ってエスカレーターで降りていくと、いきなり列車のホームに出て しまいました。 ホームを見渡すとチケットの自動券売機が設置してあり、ここでチケットを 購入するシステムのようです。 列車に乗り込み車窓からの風景を眺めていると、非常に北海道に似ています。 ストックホルム中央駅に到着し、ロッカーに荷物を預ける際にコインが必要に なるかもと、とりあえず30ユーロほどをスウェーデンクローネに両替。 しかしロッカーのある場所に行ってみるとヘルシンキのコイン式とは違い、 全てタッチパネルで登録するようになっており、クレジットカードも使う ことが出来ました。 ロッカーに荷物を預けたあと、市内をまわる前にトイレに行っておこうと思い 入口まで行ってみるとゲートがあり、10SKEのコインを入れる必要あり。 ゲートの横にはカウンターがあって、管理人のおじさんが立っています。 10SKEのコインが分からないので、先ほど両替したときにもらったコインを そのおじさんに全て見せ「どのコイン?」と聞くと、おじさん「9クローネしか ないよ。」カウンターを見るとクレジットカードの器械があったので、カード で支払おうとすると、おじさんが「いいよ、いいよ。これ入れな。」と10SKE のコインを1つ手渡してくれました。 北欧に滞在中、治安面での不安を感じたことは一度もありませんでしたが、やはり 管理人やクレジットカードの器械を置いてまで、トイレを有料にするということは それだけ、治安面での不安が大きいということなのでしょうか。 その後中央駅を出て、市庁舎の方向へと歩いていきます。 つづく。