「旗桜、探してみた。」
先日の記事に写真を載せましたが、白山神社には「白旗桜」と呼ばれる
2本のオオシマザクラがあります。
1本は手水舎横、もう1本は八幡神社前です。
この「白旗桜」という名前には、二つの意味が含まれています。
その一:
永承六年(1051年)、八幡太郎義家(源義家)が奥州に向かう途上に立ち寄り、
桜に源氏の白旗をかけ、戦勝祈願したと伝わることから「白旗桜」と命名されました。
江戸時代盛んに作られた地誌にも紹介されており、「江戸三名桜(郊外三銘木)」の
ひとつに数えられ、昭和10年には国の天然記念物に指定されました。
しかしその2年後に枯死し、現在あるものはその後継樹です。
その二:
雄しべの旗弁化
サザンカやサクラ・ウメの仲間ではしばしば一部のオシベが花弁化して花の中央に
旗が立つようになるものがあり、この現象をオシベの旗弁化と呼びます。
特に旗弁が多く見られるサクラは「旗桜」と呼ばれ珍重されます。
白山神社のオオシマザクラにも、この旗弁化した花を見つけることができます。
ということで、「旗桜」探してみました。
こちらです↓

