「消費者庁は『洗たくマグちゃん』効果なしの根拠を示すべき。」(動画)

このようなニュースがあり、主要メディアが大きく報道しています↓

 

消費者庁は27日、洗濯補助用品「洗たくマグちゃん」を洗濯機に入れると、マグネシウムの効果で洗剤や柔軟剤を使わずに洗濯できると表示したのは根拠がなく、景品表示法違反(優良誤認)に当たるとして、販売する「宮本製作所」(茨城県)に再発防止などを命じた。

www.tokyo-np.co.jp

 

記事中では「しかし消費者庁が根拠の提示を求めたところ、1リットル未満の小さなビーカーでの実験結果しかなく、家庭用の洗濯機での効果は確認できなかった。」と書かれていますが、消費者庁は「洗たくマグちゃん」のきちんとした評価試験を行なっていないということなのでしょうか?

 

4月29日追記:

宮本製作所のサイトを見ると、消費者庁は洗たくマグちゃんに効果が無いと言っているのではないようです。

その広告表示方法に問題があると言っているようです。

宮本製作所はすでに新しいデザインのパッケージを販売しておりますので、消費者庁は新パッケージの表記で問題無いと判断したのでしょう。

「洗たくマグちゃん」の消費者庁の措置命令についてお詫びとお知らせ↓

https://www.miyamotoss.co.jp/news/wp-content/uploads/2021/04/f04ba87a0aa181dabe4abfc11e37721a.pdf

 

宮本製作所のサイトにはこのようなニュースも載っていました↓

環境団体がマスコミに「効果なし」の訂正を要求 | 株式会社宮本製作所

上記内容抜粋:

環境市民団体の「食品と暮らしの安全基金」が、モニターが洗剤を使わずマグちゃんだけを使った洗浄調査で「よく落ちた」という回答が各種布地で平均59.5%であった。

 

 消費者庁は消費者に不利益を与えるこのような誤った記事の訂正・謝罪をするように各メディアに指示するべきではないでしょうか?

今後、記事が削除される可能性がありますのでスクリーンショットを貼り付けておきます↓

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ここから先は誤った新聞記事から、消費者庁が「洗たくマグちゃん」には効果が無いという結論を下したという私の勘違いに基づき4月28日に書いた内容ですので、そこを理解したうえで読み進んでください↓

 

工業分野では水素水に洗浄効果があるということは常識で、水素水を利用した半導体洗浄用の器機が20年以上前から製品化されています。

 

こちらはオルガノ株式会社のサイトより↓

www.organo.co.jp

 

こちらは無機マテリアル学会誌の記事↓

https://www.jstage.jst.go.jp/article/mukimate2000/12/319/12_319_559/_pdf

 

無機マテリアル学会誌の記事より水素水に関する部分↓

3・2 水素水
水素水は超純水に高純度の水素ガスを溶解させることで酸化還元電位がマ イナス(還元性)を示すもので微粒子の除去に大きな効果を発揮する。
洗浄例として図2にシリカ微粒子で汚染したウェハの洗浄試験結果を示す。

従来の超純水やアンモニア(アルカリ)水ではほとんど除去できない微粒子を水素水のみで99%以上除去することができる。
そのメカニズムについては、水素水洗浄で併用される超音波(メガソニック)と水と水素の作用により、余分なHラジカルが発生しそれがウェハ表面から微粒子の脱離を促すとする余剰ラジカルモデルが提案されている。

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上記の記事では、工業界でもなぜ水素水にこれほど高い洗浄効果があるのか完全には解明されていないが、実際に高い洗浄効果があるために半導体製造の分野ではかなり前から実用化されているということがわかります。

 

こちらは表面技術協会誌の記事↓

https://www.jstage.jst.go.jp/article/sfj1989/51/2/51_2_141/_pdf

 

表面技術協会誌記事の抜粋↓

酸化性の機能水は金属除去、有機物除去、リンス効果などの洗浄効果をもち、還元性の機能水は主として微粒子除去に利用される。

機能水の洗浄力の主要因となっている酸化性または還元性を与えているのは各種ガスであり、これらは洗浄後に排水となったとき容易に系外に抜けるので実質的な排水負荷とはならない。
また必要に応じて添加される酸/アルカリも通常ppmレベル以下であり従来の洗浄薬液が%オーダーの薬品を含有しているのに比べれば1/100以下の薬品含有量である。

よって機能水の導入により薬品使用量、廃棄物排出量はもとより、水回収再利用率の向上、濃厚薬品使用量減によるリンス用超純水使用量の削減、リンス時間の大幅短縮、洗 浄プロセスのスループット向上が可能である。

上記の内容を読むと水素水などの機能水は理想的な洗浄剤であり、環境に多大な負荷を与える従来の化学系洗剤メーカーにとって、脅威であるということが分かります。

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こちらはマグネシウムを水にいれて水素を発生させている動画↓


www.youtube.com

 

動画では大きな塊のマグネシウムを使用していますが、「洗たくマグちゃん」は小さなペレットなので表面積が増大し、より多くの水素が発生します。

また洗濯の際に、ホームセンターなどで販売しているクエン酸を少量入れると更に多くの水素が発生し、より洗浄力が高まります。

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洗濯関連の別件ですが、当院に来ているお子さんには強烈な柔軟剤の香りを発している子供達がおり、それらのお子さんのお母さんにはこれまでも「洗たくマグちゃん」を勧めてきました。

泥汚れなどは落ちにくいですが(泥汚れに関しては合成洗剤でも落ちにくいと思いますが・・・)、通常の汚れに関してはお母さん達はその洗浄効果に十分満足しています。

また、静岡県環境衛生科学研究所医薬食品部の商品テストによると、柔軟剤にはアレルギー物質が含まれているとはっきりと書かれています。

当院に来ている方で都内を流れる河川の浄化処理施設の周辺に住んでいる方がいますが、その処理施設の下流には強烈な柔軟剤の香りが漂っており、処理施設の下流に近づくと身体の具合が悪くなるそうです。

柔軟剤にはそれだけ分解しにくい化学物質が含まれているということです。

 

静岡県環境衛生科学研究所医薬食品部による柔軟剤のテスト↓

【商品テストNo.153】柔軟剤の香り成分

http://kaneiken.jp/test/test133-153/151-153/153.pdf

 

 上記テストのまとめ

・製品の成分表示欄には「香料」という記載のみですが、柔軟剤の香り成分として海外の化粧品に関する法令でアレルギー物質として表示が義務づけられている成分や、揮発性有機化合物(VOC)でもある成分が使用されていることがわかりました。

・今回調べた香り成分の多くは、食品の香料としても使用されている成分ですが、化学物質に過敏な人などでは、これらの成分が空気中にわずかに存在していても、目や喉の痛み、頭痛の原因となることもあるので注意が必要です。

・柔軟剤の中には好みに応じて香りをより強くするために使用量を増やしてもよいとの記載がある銘柄がありました。

しかし、使用量を増やすことで衣類への香り成分の残存量が増え、香りも強くなります。

また自分が慣れた香りは感じにくくなる傾向があり、同じ柔軟剤を使用し続けると香りを強くしようと使用量が徐々に増えてしまうことがあります。

柔軟剤の香りの感じ方は個人差が大きく、使用者本人にとっては快適な香りでも、他人にとっては不快に感じることもあるため、使用量が過度にならないように周囲の人への配慮も必要です。

 

これまでに私の勧めで「洗たくマグちゃん」を購入した方々は、皆さんその効果を実感していますので、当院では今後も「洗たくマグちゃん」の販売を継続いたします(購入価格そのままで販売していますので私の利益はゼロです)。

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消費者庁が宮本製作所にこのような処分を下したということは、これまで明確な作用原理が解明されないまま半導体部品の洗浄に水素水を利用してきた半導体メーカーや、水素水洗浄器機を販売してきたメ-カーも、関係省庁は処分しなければいけませんね。

 

なお、当然私は洗濯の際には「洗たくマグちゃん」のみを使用し、合成洗剤も柔軟剤も使用しておらず、今後もこれには変わりありません。

半導体洗浄では水素を超純水に含有させていますが、衣類は半導体のような繊細なものではありませんから水道水で十分だと私は考えています(動画を見れば通常の水で水素が発生しているのが分かります)。

 

無機マテリアル学会誌や表面技術協会誌には書かれていない私個人の考えとして、水素は微粒子だけではなく、衣類に付着しているタンパク質や脂質とも化学反応を起こして分解し、汚れを除去していると考えています。

私が「洗たくマグちゃん」を勧めた方が以前に言っていましたが、洗たくマグちゃん+柔軟剤で洗濯すると合成洗剤+柔軟剤で洗濯した場合と比較して、明らかに衣類の柔軟剤の香りが弱くなるそうです。

つまり水素水は、下水処理施設でも分解できないような強固な化学物質である柔軟剤の香料を分解してしまっているということになります。

だとすれば人体内で合成される程度のタンパク質や脂質であれば、容易に分解されてしまうでしょう。

 

ところで「洗たくマグちゃん」は日本国内において特許を取得しておりますが(特許番号5312663号)、特許庁が出願特許を認める場合どのような審査をするのでしょうか?

そして消費者庁は本気で消費者のことを考えるなら、厚生労働省などとも連携して海外の化粧品に関する法令でアレルギー物質として表示が義務づけられている成分や、揮発性有機化合物(VOC)の柔軟剤への使用を禁止するよう動くべきではないでしょうか?

これらは身体にアレルギーを引き起こし、更に環境を汚染しているのですから。

 

 

 

参考までに独立行政法人 国民生活センターが行なった「健康な人がマスクをしても、ウイルス防止効果はほぼ期待出来ない」という試験結果↓

http://www.vat.co.jp/images/influenza/mask01.pdf

こちらの試験結果は以前は独立行政法人 国民生活センターのサイトで読むことができましたが、理由は分かりませんが現在は削除されているようです。

 

 

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